2023.01.30更新日

全学年

多浪はもうおしまい 医学部合格までの道筋

受験する学部に関係なくどの学部においても浪人生はいますが、特に医学部を志望する受験生には「3浪以上」つまり「多浪生」の方が多くいます。頑張って受験してもなかなか合格が難しい多浪生。特に医学部においては他学部よりも狭き門であるという不安感はとても大きく、何としてでも合格したいと思っているでしょう。そこで実際の医学部受験生の多浪生情報と、どうすれば合格できるかを解説していきます。夢の医学部入学のために最後までご覧ください。

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1.医学部受験で多浪生は多い?その理由とは…

文部科学省では医学部への受験について結果速報を毎年出しています。この調査では、年齢別の受験者の人数統計から多浪生がどのくらいいるのかが分かります。例年では医学部受験生全体のうち18歳の現役受験の割合は全体の約30%となっています。そして3浪以上の多浪生となる年齢、つまり21歳以上の方の受験者数割合は約25%にも上ります。このことから医学部受験では多浪生は決して珍しくないことがわかります。また1浪は全体の約30%、2浪は全体の約15%受験生と全体としては浪人生が受験生の多くを占めています。

つまり、医学部は多くの浪人生受験生がチャレンジする学部といえます。その理由としては、まず医学部受験のハードルがとても高いことが考えられます。医学部の偏差値は多くの他学部より高くなっており、合格ラインに届くことはかなり難しいです。また、競争率が高いことも考えられます。大学受験全般に言えることですが合格ラインぎりぎりの点数の場合、他の受験生との競争がおこります。医学部受験の場合では競争相手の受験生も多いこともあり合格点でも合格することが難しくなるのです。

2.浪人生で成績が伸びる人の特徴3選

文部科学省の受験者データから医学部受験者の3割弱が多浪生になることがわかりました。しかし諦めてはいけません。実際に浪人してから成績がぐんと伸びて受かる人もたくさんいますし、3浪目にして成績が上がる生徒も少なくなく、3浪生の合格率が2浪生よりも高い大学も存在するほどです。それでは成績がいきなり伸びる人と伸び悩む人の違いはどこにあるのでしょうか?

2-1.やり方にこだわらない

まず皆さん、食わず嫌いしている勉強方法はないでしょうか? 始めに心得て欲しいことは「やり方にこだわらない」ことです。受験勉強の方法には同じ英文のシャドウウィングや、数学の反復演習など一見すると効果が薄いように感じるかもしれません。しかし、プロ講師がおすすめする勉強は受験をスムーズに攻略できるように考え込まれています。なので、食わず嫌いするのではなく一度試し、プロ講師にも相談しながら勉強方法を確立していきましょう。

2-2.不合格の理由を分析する

皆さんは受け終わった受験期の記憶を放棄していないでしょうか? 不合格という辛い経験から逃げていませんか? ここで心得て欲しいことは「不合格の理由を分析する」ことです。受験期の記憶は春から本試験終了までのすべてがとても大切な分析材料です。受験本番までに克服できなかった苦手範囲や、予想以上に解答時間がかかった問題、焦ると解けなくなる問題など、不合格になった原因を再度分析しましょう。分析は一人ではなくプロ講師と話し合いながら行い、分析の結果から優先順位を決めて来年度の学習に備えましょう。不合格の原因を探る自己分析はとても辛いものです。ですが、挫けずに自分の現状を見つめなおし来年こそ合格をつかみ取りましょう。

2-3.柔軟性がある

皆さん浪人が始まる春に勉強計画を立てると思います。しかし、その計画が予定通りに進まないことは沢山あるでしょう。そんな時に夜更かしをして頑張ったり、適当に終わらせたりしてはいけません。受験の勉強は計画通りいかないものなので無理せずに進捗が遅れてしまう度にプロ講師と相談しながら新しい計画を立てましょう。受験が1年間の長期戦であることを忘れずに毎日コツコツ取り組める環境を自分で整えることが大切です。

3.多浪を終らせるおすすめルーティーン3選

多浪生活を終らせるために重要なことはルーティーンを決めることです。皆さんの中に毎晩就寝前にスマホをいじるのが習慣化している人も少なくないでしょう。この現象をうまく利用します。受験生におけるルーティーンとは起床時間や勉強場所などに合わせて勉強計画を決めて迷いなく勉強をスタートさせる「とりあえずの勉強」のことです。物事を始める際の面倒くさいという感覚を減らすことができ、「とりあえずの勉強」から頭を勉強モードに一気に切り替えることができます。他にもルーティーンのいいところは沢山あります。その魔法のようなおすすめルーティーンをご紹介するので是非ご覧ください。

3-1.暗記科目は就寝前・起床後!

就寝前、起床後には暗記科目をすることをおすすめします。理由としては睡眠中に脳が物事を整理するということが挙げられます。もう一つ大切な理由としては、就寝前や起床後に頭を使う科目をするとルーティーンとして続けることが難しくなるからです。ルーティーンとはやる気を出すときや、やる気が出ないときに少しでも頑張るための作業ですので自分への負荷が大きい作業はおすすめしません。ですから起床後や就寝前には無機化学や生物科目がおすすめです。

3-2.すき間時間には速読英文・速読単語

電車の移動時間はご飯ができるまでの時間などの普段スマホをいじってしまうような時間は以外とたくさんあります。このようなすき間時間を最も有効に使うルーティーンは英語長文の速読と、英単語の速解答の練習です。理由は制限時間が設けられているからです。英語の復習はスピード感が大切です。言語はぱっと見で分かる、ぱっと聞いただけで分かるというレベルになって実践レベルですから普段から英語に慣れるためにも素早く単語の意味や文章の内容が想起できるように特訓しましょう。

3-3.休憩時間にスケジュールの確認

休憩時間に友達としゃべることも、ぼーっとすることもどちらもいいことです。しかし、1日に3回以上は休憩時間にスケジュールを確認しましょう。勉強の進捗を逐一確認することで次に始める勉強に迷いがなくなります。自分の立てた計画を常に意識して毎日こなせるようにしましょう。

まとめ

医学部受験は難度がとても高く、他の学部に比べて何年も浪人生活を続けている人が多いです。そんな現状から合格するためには、合格者が何をしていたのかを分析して自分に応用することや、ルーティーンのように自分をコントロールできる方法を取り入れて毎日勉強することが大切です。多浪したと下を向かず、かっこいい医師になるための大きな一歩と思って毎日頑張りましょう。

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