2024.09.07更新日

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偏差値40から医学部に合格できる?逆転合格する方法を解説

医学部は大学受験の中でも最も難易度の高い学部の一つであることは間違いありません。実際に大手予備校の模試で偏差値65をマークしないと、医学部に合格できないのが現実です。もし、現状で偏差値が40しかないという場合、どのくらいの期間で合格ラインまで成績をあげることができるのでしょうか? それぞれの段階で合格ルートを解説します!

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1.そもそも偏差値40でも医学部に合格できるのか?

結論から言いますと、偏差値40からでも医学部に合格することは可能です。

受験勉強を始める時期にもよりますが、実際に医学部に合格する人はみな、偏差値40の時代がありました。そこから勉強を重ね、合格水準の偏差値65に達したのです。ですから、現在の偏差値がどうであろうと、勉強への意気込み次第で医学部に合格することは可能なのです。そこで以下では、学年別で勉強のポイントを解説します。

1-1.高校1年生

高1生であれば、まだまだ十分な時間がありますので、コツコツと勉強すれば合格の可能性はかなり高くなります。といっても、今までの生活スタイルをそのまま続けていては偏差値20という差を埋めるのは難しいでしょう。

そこでまずは、生活の中の無駄な時間を削りましょう。何気なくスマホをいじってしまう時間や、夜遅くまでテレビを見てしまう時間、長すぎる昼寝の時間など、普段の生活に無駄な時間がないかを今一度、思い返してください。そして、自分の今のライフスタイルを表にして、どれだけ無駄な時間が多いのかをチェックしてみましょう。その上で、十分な勉強時間を確保するために何を削って、どの時間帯に勉強をするかを決めます。こうしたスケジューリングをすることで、意識を変えて勉強に真剣に取り組む土台ができるのです。習慣化された行動は受験当日までずっと続くものとなりますので早めに自分のスケージュールを習慣化させましょう。

もう一つは学習方法の改善です。自分の勉強方法が間違っているといくら時間をかけても偏差値はなかなか上がりません。そこで、学校の先生や予備校講師に相談して、どうやって勉強をしたら良いかを教えてもらいましょう。その際には、医学部に入りたいということを伝えて、そのための対策法を教えてもらうことが肝心です。

1-2.高校2年生

高2生となると、受験までの期間は1年半前後ということになります。この時点で偏差値40というのは、合格の可能性はあまり高くないことを意識しなければなりません。まずは、生活面の見直しから始めましょう。どうしても必要なこと以外は、すべての時間を勉強に費やす努力が必要です。そして、努力を受験当日まで続ける必要があります。

具体的には平日であれば5時間から6時間くらい、休日は10時間以上の勉強時間を確保する必要があります。高2生だとまだ高校の行事や部活動などがあるかもしれませんが、そんな日でも1~2時間でも勉強することが大切です。もちろん、学校生活をエンジョイすることも重要ですが、楽しんだ分だけ勉強もしないと医学部に合格することはできません。もし、疲れた日でも勉強することができないのであれば、部活や行事も控えることも視野に入れましょう。医学部合格の鍵はメリハリです。部活を続けるなら部活後は勉強、部活後に勉強できないなら部活を控えるなど白黒つけて無駄な時間を過ごさないようにしましょう。

また、高2生は志望校のレベルに合わせた受験対策をしなければなりません。自分のやり方では満足な試験対策をできない可能性がありますので、医学部予備校に通うなどして集中的な対策をした方が良いでしょう。

1-3.高3生

順調に医学部に合格した学生の多くは、高3生の段階で偏差値60台です。そんな受験生も基礎の仕上げをしていたり、過去問を解くなどの対策をしていたりと合格のために日々10時間以上勉強しています。高3生の時点で偏差値40となると合格の可能性はかなり低いといえるでしょう。

ですので、逆転を狙って現役合格を狙う他に「浪人」するという選択も考慮する必要があります。なぜなら、浪人するとなれば両親のサポートが必要になるからです。浪人するには、十分な費用や、浪人生活中の食事など両親の負担もはかり知れません。それらの了解を両親からもらったうえで志望校を選択しましょう。

そして、親の了解が得られ、それでも医学部に入学するという意思がある場合は、浪人も視野に入れた医学部受験対策を始めましょう。

まずは、現役合格を目指すために勉強時間たくさん確保しましょう。予備校もなるべく医学部進学率の高い医学部専門予備校などに通うことをおすすめします。自分が使えるできる限りの時間を最大効率で利用することで現役合格の可能性も跳ね上がります。ぜひ参考にしてください。

1-4.浪人生

浪人生になって偏差値40の場合も高3生と同様に、合格の可能性がかなり低いです。
合格のための第一歩はまず、勉強の習慣を見直しましょう。偏差値40の人は勉強の習慣自体がついていない場合が多くあります。勉強の習慣がないと勉強を長時間続けられないだけでなく、長時間勉強しても集中が続かないため効果が低いです。ですから、勉強を毎日することから始め、移動などのすき間時間も勉強するように少しずつ改善することから始めましょう。

ただし、今までもそれなり頑張って勉強してきたのに偏差値が伸びなかったという人もいると思います。そんな人であっても悲観的になる必要はありません。今までやっていた勉強方法が間違っていただけなのです。勉強する習慣はついているので正しい勉強法で勉強すれば一気に成績を上げることができます。

そして正しい勉強方法を学ぶのにおすすめなのは、医学部専門予備校に行くことです。自分のこだわりを捨て、予備校がすすめる勉強方法通りにやることです。プロの講師は自分自身では気づくことのできない、根本的な問題を発見してくれます。

例えば、プロの講師は基礎がしっかりしていない生徒に、志望大学専用の対策をすることよりも、まずは教科書レベルから見直すという指導をします。最初は信じられないと思いますが、信じて基礎からやり直すことで、大きな偏差値の変化が見られるケースはとても多いです。自分が見つけられなかった弱点を見つけてもらい、医学部合格をつかみましょう。

2.偏差値40から合格するために取り組むこと

どの段階からでも医学部受験に真剣に取り組むかによって合格の可能性は大きく変わってきます。逆に言えばどの段階でも、生活と勉強のスタイルそのものを大きく改善しなければならないです。そこで、具体的に何に取り組んで改善を図ったら良いのかを解説します。

2-1.勉強に取り組める環境づくり

長期間そして長時間、勉強に集中することは偏差値65以上を取るためにどうしても欠かせない条件は環境作りです。

勉強に集中できる環境づくりに条件は、「静かであること」「教材が十分にそろっていること」「誘惑が少ないこと」が挙げられます。まずは、静かな自習スペースを確保しましょう。そして、教科書や問題集を一式用意してください。ここまでそろえてようやく、第一の環境作りができたといえます。

しかし、勉強を開始してもたまに集中が切れる時に、スマホ、漫画、テレビなどの誘惑が存在するとついそっちに集中が移ってしまいます。そんなことがないように第二の環境作りとして、「勉強スペースには誘惑になる道具を置かない」ことを心がけましょう。家庭で勉強をする場合は、家族のサポートも欠かせません。勉強時間は静かにしてもらう、場合によっては勉強部屋を変えてもらうなどの協力をしてもらうようにお願いしましょう。残りの期間とにかく勉強しかしないという生活になりますので、当然家族として一緒に遊ぶなどの活動もかなり減ります。両親にはしっかり話し合って目標を達成するための計画を説明して、理解を得ることも勉強環境を整えるうえで大切なことです。

第三の環境作りとしては、周りの仲間作りです。勉強は一人でやっていては自分が間違ったことをしていても気づくことができません。講師や予備校の友達、学校の先生、家族から自分とは異なる視点をもらって問題を解決しましょう。また、勉強をする仲間はモチベーションが下がったときにも支えになります。気持ちが沈んでも一人で抱えることの無く、仲間に頼るとストレスを軽減できるでしょう。

2-2.勉強時間の確保

そもそも医学部合格のためには、平日でも休日でもかなりの時間を勉強に充てなければなりません。高校に通っている場合、学校行事や部活動もありますので勉強時間の確保が難しくなることもあります。そこで、スキマ時間を有効に活用することを覚えましょう。通学中の電車の中でも勉強できるよう、読みやすいテキストを用意するのも一つの方法です。また、昼休みなど空き時間にも予習復習をするなどして、僅かな空き時間でも勉強するようにしましょう。 医学部受験生の多くは、最終的に平日に4時間から5時間、休日だと最低でも10時間は勉強します。しかし、いきなりこれほど長い時間を勉強するのはかなり大変です。ですから、勉強慣れをしていない間は、勉強時間を少な目に設定することをおすすめします。目標時間の半分くらいからスタートして、1週間くらい続けてみてみましょう。1週間続けられたら徐々に時間を増やすとよいでしょう。無理のない勉強が続けば集中力も身に着きますし、新しい生活のリズムにも慣れていくこと思います。受験は長期戦だということも忘れずに、無理のない計画を立てましょう。

2-3.医学部専門予備校に通う

長時間勉強することや勉強環境を整えることが難しい場合は、医学部専門予備校に通うといいでしょう。医学部専門予備校では徹底して受験対策をします。そのため、予備校で勉強することはそのまま偏差値アップにつながります。残されている時間が少ない中で合格の可能性を高めるためには、より効率の良い学習方法を取り入れることが重要です。予備校では入塾に当たって、それぞれの現状と弱点を分析して一人一人に合った学習プランを提案してくれることが多いです。最短距離で学力を伸ばすカリキュラムを教えてくれますので、時間を無駄にせずに済みます。

また、医学部専門予備校に行くと、周りは医学部合格を目指す受験生ばかりです。こうした人たちを見ると、自分も真剣に勉強をしないといけないという気持ちになって、気を引き締めることもできます。受験勉強を最後まで続けるというのはかなりハードなことで、途中で気持ちが折れてしまう学生がいるのも事実です。厳しい競争を走り抜くためのモチベーション維持のためにも、心身のサポートをしてくれる講師と仲間の存在は重要です。

医学部予備校には通常、学習室が用意されていて自由にいつでも使えます。自宅では集中力が続かないこともありますので、普段とは違う環境で集中してテキストに向かう環境を持つことができます。環境作りも合格のための重要ポイントとなりますが、医学部予備校に行けばその問題を一気に解決できます。ぜひ参考にしてください。

3.まとめ

医学部に合格するためには偏差値60以上が必須です。現状で偏差値40ということであれば、かなり必死になって勉強に取り組まないと厳しいものがあります。しかし逆に言えば、真剣に取り組むことができれば偏差値40からでも医学部に合格することが可能なのです。生活と勉強方法を見直して、勉強する環境を整え、徹底的に勉強に打ち込み続けましょう。環境を整える際には、医学部専門予備校のような同じ目標へ切磋琢磨できる友達のいる環境をおすすめします。

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