2024.09.07更新日

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医学部専門予備校って?大手予備校との違いなどポイントを解説

医学部は、大学のあらゆる学部のなかでも難易度が高く、競争も非常に激しいことで知られています。そんな大きな壁を乗り越えるためには様々な対策が必要になります。

そこで今回は、医学部専門予備校と大手の予備校の違いを中心に、医学部に最短で合格するための方法を紹介します。

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1.医学部専門予備校とは?

医学部専門予備校とは、医学部合格に的を絞って指導を行う予備校のことで、「医学部専門予備校」という呼び方の他に「医学部予備校」とか「医専予備校」と呼ばれています。医学部を志望している生徒が生徒を医学部に合格させることを目的としているため、医学部受験に関するあらゆる情報が集約しており、医学部受験を突破するためのノウハウや指導体制が整っています。まさに、医学部合格を目指す受験生のための予備校です。

2.医学部専門予備校の特徴とは?

2-1. 徹底されたスケジュール管理

医学部専門予備校の一番のメリットは、スケジュール管理にあります。

医学部合格のためには、ゴールまでの明確な道筋が必要です。しかし、医学部に合格したことがない学生にはその道筋を立てることがなかなか難しいのです。そこで、医学部専門予備校では、医学部合格者を多く輩出したノウハウを元にひとりひとりに合ったスケジュールを計画してくれます。

また、医学部は様々な学年の生徒が目指す学部でもあります。そんな受験生を専門的に扱うため、浪人生には浪人生のペース、高1生には高1生のペースといった日常の生活リズムに合うように計画を立ててくれます。

最後に、スケジュールを立てることのメリットとして、勉強を始める時に迷わないことが挙げられます。受験生の悩みの多くに、「何から勉強したらいいかわからない」という声があります。しかしスケジュールを立てることで、当日やらなければいけないことが明確になるため、勉強開始時の脳への負荷が少なく気持ちよくスタートを切れるのです。

2-2. 少人数である

医学部専門予備校は生徒数がかなり少ないです。その特性上、授業後に質問に行くと、マンツーマンの解説を受けることができます。また授業自体も少人数のため、授業が分からなくなり、学習ペースついていけない生徒がいても、個人面談などを通して対策することができます。また、受験の前半戦では授業の質問以外にも、時間の使い方や、勉強方法、医学部に入ってからのことなども話し合える時間があり、受験へのモチベーションを維持するケアをしてくれます。受験の後半戦では、過去問の解説や、面接・小論文対策、受験校選びなど、志望校の絞りこみの時にたくさん協力するでしょう。

さらに、自習室が静かであったり、塾の生徒や先生と仲良くなりやすかったりなど、少人数だからこそのメリットが他にも多くあります

2-3. 受験情報量が多い

受験は情報戦です。有用な情報を利用して、無駄を省いた勉強をいかにできるかが合格の鍵になります。そんな情報を一番手っ取り早く集めることができるのが医学部専門予備校になります。

医学部専門予備校は何といっても多くの情報を持っています。今までの卒業生の声や、医学部専門予備校が独自で調べ挙げたデータベース、独自の過去問解答など、すべての情報を利用して受験生に還元するのです。そのため、授業や課題の中でも、志望校のレベルに沿って学習を進めることができます

また大学入学後の先輩の生の声を聞くことができるため、志望校選びのときにも役に立ちます。オープンキャンパスに行かずとも、生の声を聞けるというレアな機会をもらえるという面でもメリットは多いでしょう。

3.医学部専門予備校と大手予備校の違いは?

まず、先に述べたように生徒の人数が大きく違います。大手予備校の場合、医学部コースであっても基本的には集団講義のところが多く、医学部専門予備校のように数人やマンツーマンなどの少人数制を採用しているところはあまりありません。

また、大手予備校の場合、その規模と実績から指導体制がシステマティックに整理されていると言えるでしょう。国公立、私立など、目指す進路によってコースが分かれており、生徒は自分の目標に合わせて適切なコースを選べるようになっています。個別のカリキュラムではなく、あくまで大人数を対象にしているため、かゆいところに手が届く指導というわけにはいきませんが、その分、学費がリーズナブルなところがメリットです。

指導内容にも大手予備校と医学部専門予備校には違いがあります。医学部コースを設置するところであっても、大手予備校は受験全般に対応できる講義が中心です。一方、医学部専門予備校の場合、講義内容も講義を行う講師たちも医学部受験に特化しています。医学部受験に必要なことをすべてカバーできると言ってよいでしょう。

4.医学部専門予備校のメリット・デメリットとは?

4-1. メリット

医学部専門予備校のメリットは、個別指導に近い少人数制の講義スタイルを取っていることです。なかには、マンツーマンで講師から指導を受けられる予備校もあります。講師との距離が近いのは、受験勉強において非常に有利な点でしょう。苦手な科目を克服するために、どのように勉強すると効率が良いのか、一人一人に合わせてアドバイスしてくれます。

人気の有名講師の講義が受けられる大手予備校ですが、そのような人気講師は違う校舎でも授業を行うため、直接コミュニケーションを取ることは難しいです。このように、授業が分かりやすい一方で授業後に質問する時間が短いため、一度わからないことができると放置してしまう可能性が増えます。その点、「わからない」を放置することが少ない医学部専門予備校はメリットがあるといえるでしょう。

また、医学部受験に特化した医学部専門予備校ですから、現実の医学部入試の実情にも精通しています。本番の入試を想定した実践的なカリキュラムですし、学力試験だけでなく、小論文や面接など医学部受験において重要な対策も万全です。特に私立大学医学部の場合、大学ごとの傾向が異なっていて、大学ごとにまったく異なる対策が必要な場合もあります。このように大学ごとの特徴が様々でも、全国の医学部入試情報が集約する医学部専門予備校なら、志望校に合わせて最適な対策ができるのです。

次に、勉強弁以外の面でのサポートも大きなメリットであるといえるでしょう。実際の入試では、大学ごとの試験日程に合わせてスケジュールを立て、効率よく行動できるようにしておく必要があります。大手予備校の場合、その辺の手筈は生徒個人に任されることが多いですが、サポート体制の手厚い医学部専門予備校ならしっかりサポートしてくれるでしょう。試験会場までのアクセスや宿泊、試験日程に合わせたスケジューリングなどのサポートは、勉強以外の雑事に煩わされたくない受験生にとって大きな助けとなるはずです。

医学部専門予備校のなかには全寮制を敷いているところもあります。全寮制の場合、生徒全員が寮生であるため生活リズムを統一している場合があります。卒業生からは地獄のような生活だったという声も少なくありませんが、一浪での合格者が多いことを見ると悪い方法とは言い切れません。また、全寮制ではなくても、遠方の生徒のために寮を用意しているところが少なくありません。寮は受験勉強に最適な環境で、通学、食事などについても無駄な時間がないことがメリットです。特に浪人生の場合、毎日の生活を自分で管理しなくてはならないのですが、わかっていても生活リズムは乱れがちです。その点、徹底管理体制にある医学部専門予備校の寮なら、生活リズムを乱すことなく受験勉強だけに集中できるでしょう。

4-2. デメリット

一方、医学部専門予備校のデメリットにも注意しておきましょう。まず、前述のように寮を設置する予備校が多いことからも、医学部専門予備校は現役生よりむしろ浪人生の方が多いです。

受験期間は勉強だけに集中するべきとはいえ、やはり人とのコミュニケーションは欠かせません。もちろん講師や予備校の職員は親身になって相談に乗ってくれますが、受験勉強も仲間と和気あいあいとやりたいという人にはデメリットに感じられるでしょう。

加えて、先にも述べた学費です。医学部専門予備校の学費は、大手予備校より総じて高いと考えてください。ただし、その分手厚いサポートが得られるわけですから、価格以上の価値はあります。しかし、経済状況によってはデメリットに感じられるのも仕方ありません。

5.まとめ

医学部専門予備校とは、最短で医学部に合格するための医学部受験に特化した予備校です。大手予備校と違い、少人数制で各人に適切なカリキュラムを組んでくれるなどのメリットがあります。全国の医学部の入試情報が集約されており、医学部を目指す人には強い味方です。

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