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医学部予備校の費用や通塾するメリットなどを解説
医学部受験をする人の多くは、予備校に通うなどの受験対策をしています。そして医学部志望の学生は、予備校の中でも特に医学部予備校を利用している割合が高いです。そこで、医学部専門予備校とは普通の予備校とは何が違うのか、どのくらいの学費がかかるのかを確認してみましょう。
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1.医学部専門予備校できることは?
医学部専門予備校とは、医学部受験に特化した予備校です。普通の予備校との違いは、授業スタイルや1クラスあたりの人数が挙げられます。普通の予備校の場合、数十人の生徒が集まる集団授業が多いですが、医学部専門予備校は個別指導か10人以下の少人数クラスがメインとなります。在校生も少人数であるため、生徒一人に対する教師の人数が多く、生徒に親切な受験対策が行われます。
1-1.大学別の試験対策
大きな特徴の一つとして、二次試験や私立大学の独自試験に向けた対策授業があります。大学で行われる試験は、大学ごとに問題のレベルや傾向が大きく異なります。そのため、医学部専門予備校では志望校や問題レベルに合わせたクラス分けを行い、志望校を絞った試験対策をしています。もともと予備校というのは、学校の勉強に付いていくためのものではなく、受験対策に特化した教育をする場です。医学部専門予備校では、さらにその範囲を狭めて特定の大学に特化した対策をすることで、より効率の良い学習ができます。
1-2.面接小論文の対策
二つ目に大きな特徴としては、面接小論文の対策が行われることです。
医学部受験では学力テストだけでなく、面接と小論文テストも実施されます。医学部の合格のためには学力だけではなく、医学部に入るための心構えを身につけて発表できなければなりません。そのため医学部専門予備校では、面接小論文の対策授業を開講しています
対策の内容は、どの大学でも共通して必要な面接の知識と、大学が過去に出題した問題をベースに行われます。医学部入学に必要な心構えから各大学が必要としている大学まで様々な情報をインプットしましょう。
また、アウトプットにおいても医学部専門予備校は役に立ちます。小論文の添削では先生に任せるだけで大まかな採点や、解答のアドバイスなどをもらえます。そのため問題を解いた後は添削が終わるまで他の勉強をすることができるのです。受験勉強の効率を高めることは間違えありません。
2.受験対策 主な方法とは?メリットとデメリットを紹介
医学部合格に向けて学習するには、医学部専門予備校に通う方法の他にもいくつかの選択肢があります。具体例として、独学で学習、家庭教師を雇う、塾に行く、一般の予備校に通う、以上の4つの方法が挙げられます。
2-1.独学
独学のメリットはやはり費用が掛からないことでしょう。学費に関しては教科書代のみのため、他の3つの方法よりも圧倒的にコストがかかりません。また自分のペースで学習できることもメリットの一つと言えるでしょう。
しかし、独学で医学部に合格する生徒はかなり少数派です。やはり一年もの期間を一人で勉強するとなると、どこかでだらけてしまいます。周りに自分を見張る存在や、一緒に勉強をする仲間がいない場合には、独学はあまりおすすめできません。
また勉強方法や自己評価が間違っていると合格が遠くなります。独学を選択する場合は、他者からアドバイスをもらえる環境を作りましょう。
2-2.家庭教師
家庭教師はマンツーマンの学習ができるという点でメリットが多いです。一方で、一人の教師に頼ることで、教師の質が合否に直結するというデメリットがあります。また講師も1人ですので、授業回数は週に3回程度です。一般的な予備校のような授業回数は難しいため、「授業が苦手。でも、質問する機会は欲しい!」という学生にはメリットが多いでしょう。
また、自主学習がメインになりますので、自主学習ができる環境を整えることはもちろん、親御さんにも理解を得てから決断しましょう。
2-3.塾
塾は基本的に学校の勉強に付いていき、基礎学力を高められることがメリットです。一方、医学部受験についての集中的な対策をする点で弱いことがあります。塾は集団授業をメインとしているケースが多く、一人一人に合わせた対策をしづらい環境です。本格的な志望校対策にはあまり適さない環境と言えるでしょう。
しかし、中学校や高校低学年のうちに塾に通うのは基礎固めとても有効ですので、「まだ志望校を決めていないが勉強を始めたい」という学生にはメリットが多いでしょう。
2-4. 一般的な予備校
一般的な予備校のメリットは大学受験対策に特化しているということでしょう。基礎的な学習は進めますが、教え方は共通テストや大学の試験に基づいて行います。また、一人の講師の授業を大勢で聴く「集団授業」や、パソコンで授業を見る「映像授業」など基本的に講師と生徒間の距離が遠いいのも特徴の一つです。しかし講師との距離が遠いいと言っても学生のチューターを介して質問ができるため、授業後にわからない問題を解決することができます。学習の進行には影響は出ないでしょう。
しかし、医学部という専門的な学部となると学生のチューターが回答できない問題も増えるため学習に影響が出ることもあるでしょう。また面接小論の対策が難しい場合もあります。
そのため予備校から医学部を目指す場合は、医学部コースで入塾するといいでしょう。
2-5. 医学部専門予備校
医学部専門予備校のメリットはやはり、医学部受験に特化した予備校であることでしょう。難易度の高い一般試験の解説や、大学ごとの頻出問題、面接小論文対策など、予備校が持つデータベースをもとに医学部に合格するために効率の良い学習を展開します。
また、個人のカリキュラムをオーダーメイドで作成するため、自分のゴールまでにやらなければならないことが具体的になります。目標と方法が具体的になることで達成感を得られ、勉強に飽きることなく受験を最後まで乗り切ることができるでしょう。
しかしデメリットとして、かなり高額な学費がかかるということです。ですから入塾するには親御さんと入念に相談することが必須になります。一般的な塾の3倍程度する場合がほとんどですので、入塾する場合は一発で合格するという覚悟を決めましょう。
3.医学部予備校の選び方
医学部予備校を選ぶ際には、まず自分の志望大学についての合格実績がどうかをチェックしましょう。医学部は上記のように、大学ごとに異なる対策が求められるものです。予備校の中にも、国公立大学に強いところや私立大学に強いところ、特定の大学の合格者が非常に多いところなどの違いがあります。単に合格者が多いということではなく、志望大学の合格率が高いかどうかを見て判断することが大切です。
施設設備についても比較すると良いでしょう。特に、予備校の自習室を使って学習をしたいと考えているのであれば、校舎に十分なスペースを持つ自習室があるかを見る必要があります。また、寮に入る場合は快適に暮らせるかもチェックしましょう。ある程度長く住む場所となりますので、ストレスを溜めずにしっかりと心と体を休められる住環境を選ぶことも受験対策の一つと言えます。
授業形式で選ぶこともできます。ほとんどの医学部予備校で、少人数クラスと個別指導を実施しています。どのスタイルかによって学費や生徒数、講師が違ってきます。また、少人数クラスといっても何人を1クラスとしてまとめているかも異なります。より自分に合ったスタイルで学習できるかを考えましょう。
4.医学部専門予備校にかかる費用と費用を抑える工夫
4-1. 予備校にかかる費用
予備校はいくつかの授業スタイルによって、学費がある程度変わってきます。まず総合予備校の医学部コースの授業料について、相場は80万円から300万円程度となっています。総合予備校の場合は授業を取る数によって授業料が10万円単位で変化します。
次に医学部専門予備校についてです。医専の場合、少人数制のコースでは平均して50万円から500万円、個別指導では、80万円から600万円が相場となります。こちらは予備校ごとにかなり学費に差があります。また、個別指導を受ける時間によっても違います。もちろん手厚いサポートを受けると高額な授業費になりますので、自分のレベルにあわせて利用時間をきめるといいでしょう。
また、こうした授業料とは別に、入学金が初期費用としてかかります。予備校による違いが大きいのですが、10万円から最大で30万円くらいが平均額です。しかし、既卒生か現役生化によっても入学金は変わるので気になる予備校に足を運んで確認しましょう。
このように、一般的な予備校や塾に比べると、医学部予備校の費用相場は高く経済的負担が大きくなります。そこで、条件が合えば学費が安くなる制度をご紹介します。
4-2.特待生制度
ひとつ目は特待生制度です。条件としては、予備校が用意している特待生向けの試験や、特定の模試などで良い成績を収めるというものが多いです。もしくは、前の受験で一次試験に合格している人を特待生とするところもあります。特待生になると、1割から5割程度の授業料減免が行われるので負担を下げられます。
4-3. 教育ローン
ふたつ目は教育ローンの利用です。多くの予備校では提携金融機関が提供している教育ローンを使えるようにしています。予備校提携でなくても、銀行や国主導の日本政策金融公庫の教育ローンも利用できます。大学についてもローン利用できるので、合格後も継続して申し込むことができるでしょう。
4-4. 授業数を減らす
最後に、単科クラスを選ぶのも一つの手です。医学部予備校では、全ての受験科目に対応する本科クラスと、特定の科目だけを選択できる単科クラスを用意していることが多いです。自分の苦手科目だけを単科で取ることで、必要なサポートを安価で受けられます。もしくは、学力テスト対策は独学で行い、二次試験対策だけを予備校で行うという手もあります。
5.まとめ
ハイレベルな対策が求められる医学部受験では、特化型のサポートをしてくれる医学部予備校に通うことで合格のチャンスを高められます。それぞれの予備校で合格実績や学費などの違いがあります。特に学費については高額になる傾向が強いので、いろいろなところを比較して自分に合ったところを選ぶ必要があります。
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